Tuesday, September 11, 2007

なでしこドロー

なでしこドロー、宮間FK2発/女子W杯

後半、先制のFKを決め、喜び駆け出す宮間(中央)(共同) <女子W杯:日本2-2イングランド>◇11日◇1次リーグ◇A組◇中国・上海

 【上海=江橋儀典通信員】「女俊輔」の異名を持つMF宮間あや(22=岡山湯郷)が土壇場のFK弾でなでしこジャパンを窮地から救った。1点ビハインドで迎えた後半ロスタイム、ラストチャンスとなったFKを直接決める劇的同点ゴール。同10分にもFKから先制ゴールを決めており、1試合2FK弾。敗色濃厚なチームを2-2のドローに導き、3大会ぶりの1次リーグ突破へ向け、貴重な勝ち点1をもたらした。

 宮間の右足の一振りが、チームを地獄の底から引き上げた。後半ロスタイム表示は3分だったが、既に4分を経過。「もう時間が残り少ないとは分かっていた」と最後のチャンスであることを自覚していた。後半10分に先制も、同36、38分と立て続けに失点。MF沢は「正直本当に負けかなと思った」というほど追い詰められていた。だが、約25メートルのFKは、壁を越えてゴール左隅に突き刺さり、そのまま試合終了。計り知れない重圧をはねのけた宮間に次々とイレブンが抱きついた。

 蹴る瞬間、宮間の脳裏に苦い経験がよぎった。05年8月1日の東アジア女子大会北朝鮮戦。大会初戦、1点ビハインドのロスタイムでのFKと同じ場面。だが、この時はゴールの上に外した。「あの場面を思い出しましたが、今回は決められて良かった」と自分自身へのリベンジも果たした。

 負けていてもおかしくない試合だった。波状攻撃を受ける時間帯が多く、シュートも2倍近く浴びた。V候補ドイツと同組で、初戦ながら負ければ予選敗退濃厚となる1戦だっただけに大きな勝ち点1となった。それでも宮間は「次につなげることはできたが、勝てる試合で残念」と試合後は悔しさをみせた。その視線の先には、1次リーグ突破以外のものはない。

[2007年9月12日9時44分 紙面から

nikkansportsから
 引きわけかぁ・・・(-0-)んぅ悔しいねぇ。

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